黒部の太陽
『黒部の太陽』(くろべのたいよう)は、木本正次による小説、ならびにこれを原作とする日本映画。1968年公開。当時、世紀の難工事と言われた黒部ダム建設の苦闘を描いている。
1969年と2009年に制作されたテレビドラマ版については、黒部の太陽 (テレビドラマ)を参照。
劇団民藝の全面協力による、三船プロダクションと石原プロモーションの共同制作。電力会社やその下請け・関連企業に大量のチケットを買ってもらい巨大な興収をあげた。いわゆる動員映画・前売券映画の先駆けとなった作品としても知られる。
1962年に日活から独立した石原裕次郎は、五社協定の枠に苦しめられ、「自分で映画を作る」という当初の目標が揺らいでいた。1963年には独立第1弾として、堀江謙一をモデルとした『太平洋ひとりぼっち』が公開されたが、興行面では失敗に終わった。
黒部の太陽 (テレビドラマ)
本項では、木本正次の小説『黒部の太陽』(くろべのたいよう)を原作とした、テレビドラマ作品について解説する。
1969年8月3日〜10月12日に日曜21:30〜22:26に日本テレビ系列で放送。全11回。モノラル音声。カラー作品。
映画版と比べ、人間ドラマに重点を置かれている。建設への情熱から関係者の家族愛まで様々な人間模様が描かれている。
原作:木本正次(毎日新聞社)
監督:吉田憲二、渡邊祐介、鈴木清順(第5話)、若杉光夫
脚本:岩間芳樹、渡邊祐介、石松愛弘、横光晃
助監督:河野正
スクリプター:槙坪夛鶴子
製作:民芸映画社、MNSプロ、日本テレビ
技師・脇坂:寺田農
ダム建設事務所次長・芳沢の娘・悦子:吉田日出子
地質学技師・曽根:石原裕次郎